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『聖母月から御心の月に』
ラファエル 松本武三 神父
 5月の聖母月から、御心の6 月に。
神さまという方は、いつも一緒にいてくださり、幸せに生きるために、いつも見守っていてくださる。
どんなに苦しいことがあっても、力づけてくださり、助け合って生きるように、愛のパン、命の糧となって、 私たちを、日々、養ってくださっている。そんな神さまの愛の心を深く見つめ、感謝する心を育てら れるよう祈りましょう。

ところで、誰の言葉か忘れましたが、「人が生きるのは、食べることによってではなく、 消化することによって生きるのだ。」という言葉を思い出しました。味わい深い言葉です。
 確かに、毎日いただく食事。うまいとか、まずいと言って、パクパク食べていますが、その食物が身に つくのは、食事が終って、別のことをしている間に、自分の体が、食べたものを消化し、自分の体に変化 してくれているのです。

人間の魂も同じ。勉強したからと言って、それが身につき、豊かな成長の糧となるとは限りません。 たとえ優秀な大学を出ても、時として、人を騙し、殺めてしまうことだってあります。  聖書を読み、学んだとしても、その教えによく生きることとはまた別ですし、また、ご聖体をいただい ても、いただいても、ちっとも愛が深まらないわが身を見出されませんか。少なくともわたしはそうです。 体が健康でないと、食べても身につかないように、心も健康でないと学んでも、魂の糧にならないものです。

その心の健康が、生きた信仰です。生きた信仰者の特徴は、謙遜さと感謝、ものごとを善意に受けとめる、 あたたかい愛の心に溢れていることです。 そのあたたかな神さまの心、イエスさまの愛の心が、少しでも、私たちの心に宿り、喜んで、感謝して、 生きることが出来るよう、御心の月を過ごしましょう。