司祭メッセージ
教会案内
ミサと講座
教会の聖人と沿革
今月のお知らせ
資料室
アクセス
行事写真(教会員専用)
サイトについてリンク
『飼い葉桶に眠る幼子を見て喜ぶ羊飼い』
ラファエル 松本武三 神父
 夜通し、野宿しながら、羊の群れの番をしている羊飼いたちが、天使の声を聞いて、うまや の飼い葉桶に眠る幼子を訪問し、大きな喜びを見つけた振る舞いは、クリスマスを迎えるため のよき糧です。

 普通、そんな時、聞きませんよ。しかも夜です。邪魔くさいでしょう。ところが、羊飼いは 行ったのです。そして、天使が言った幼子を探し当て、神をあがめ、賛美しながら帰って行っ たのです。
羊飼いたちは、飼い葉桶に眠る幼子のうちに、何かを見つけたのです。そう、忘れていた 何かを。

 そうです皆さん。羊飼いたちは、神をあがめ、賛美することの幸せを見つけたのです。 なんだそんなことと思われたかもしれませんね。でも、今の私たち、心から、神をあがめ、 賛美することなどありますか。賛美するどころか、愚痴、不満が多いのではありませんか。 しかも、羊飼いたちは、何かすごいことを見たわけではないのです。粗末なうまやの飼い葉桶 に眠る赤ちゃんを見ただけなのです。

 クリスマスの祝いは、喜び賛美できる心を取り戻すお祝い、愛のお祝いです。
愛する二人は、ただ会うだけで幸せなのです。違いますか。それに、赤ちゃんは、泣くだけの無力な小さな命。 幸いに、その無力な赤ちゃんを見るだけで、幸せに思う親の愛に抱かれ、育つのです。
私もあなたも。
みんなそう。

 赤ちゃんは、泣くだけだったのに、愛の心に出会い、 笑顔、喜びで、小さなお返しを贈るのです。

皆さん、
よきクリスマスを迎えましょう。